梅ジャムなんか、知らん!わからん!

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はるひ苑 仁保

 

梅ジャムを作ることになりました。

 

 スタッフ:      「みなさま、今日は梅ジャムを作りますよ~!」

 Wさん:       「ウメジャム?なんじゃねそれは?」

 別のスタッフ:    「甘くて、おいしいですよ~!」

 Tさん:        「そんなの知らん!作ったことない!」

 そのまた別のスタッフ:「簡単ですよ~!」

 

アク抜きのために煮た梅から、種を取ります。

 

 Tさん:             「種が(きれいに)取れん!」

            「煮る前に種を取った方がええんじゃないか?」

 スタッフ:      「梅ジャムって、どうやって作るんですか?」

 Tさん:               「ウメジャム?知らん!分からん!」

            「(種取りが)めんどくさくなってきた!」

 

            (ニチャ、ニチャ)

 

 Wさん:       「梅の砂糖漬けを作ったらおいしいぞ!」

 スタッフ:      「梅の砂糖漬けって、どうやって作るんですか?」

 Wさん:       「瓶に梅と砂糖を入れて漬けたらええ」

 スタッフ:      「種は?漬ける前に取るんですか?」

 Wさん:       「種は取らんでええ」

 

 スタッフ(私):   (ムム? 梅ジャム作るって、聞いてなかったな)

 

  

 

梅ジャム作りの発案者は、梅ジャムを作ったことがあるらしいです。

でも、私も、梅ジャム作りに参加した苑のみなさんも、みんな初心者。

 

こういうところは、認知症とかって関係ない感じがします。

なんだか、すごくフツーの反応が返ってくるというか。

「認知症であって、認知症でない」というか。

 

きっと、ここが、<なじみの環境>「はるひ苑」だからでしょうか。

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