連休最終日はいい天気でしたね♪

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はるひ苑仁保

 今日はお昼前にはるひ苑仁保に行ってみると、

お、デッキにたけのこが干してあるではないですか?

 

 これはもしや・・そう!たけのこの漬物計画進行中なのです!

 春先にうちのスタッフがたけのこの漬物が

「ぶちうまいけぇ、やってみんさい」と山口弁炸裂で

唾を飛ばしていたので、そりゃあ、やってみよう、と

利用者の皆さんに聞いたら昔作ってた、とのことで

じゃあ、よろしくでーす!と今回の漬物作りに漕ぎ着けました(笑)。

 たけのこは地元の利用者のご家族が山で取ってきて下さいました(感謝)

 

 

 ちなみにお昼から、柏餅作りが始まりましたが、この葉っぱもご家族から

頂きました。感謝感謝!やっぱり自然豊かな仁保は素敵!

 いつもご協力して下さるY様ご家族、大変ありがとうございます。

 

もうひとつの別れ

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 はるひ苑仁保 

 2年間、はるひ苑でともに過ごし、しばらく前から入院しておられた方が、入院中に状況が悪化して医療なしでは過ごせない状態になり、本日退去することになりました。

 とても思い出深い2年間でした。前頭側頭型認知症―。前頭葉と側頭葉の萎縮からくる認知症症状。状況の変化に弱いので、すぐにパニックになる。パニックになって、見境がつかなくなる。私も何度も殴り回されました。でも、それも今ではいい思い出です。今回、検査のために病院に行く時にも殴られ、面会に行っても殴られ・・でも、個人の名誉のために言っておきますが、これはこの認知症の症状です。

 このタイプの認知症になれば、そうなるのです。記憶は比較的保たれますが、同じ行動、習慣で生活が成り立っているので、それを乱されるとパニックになります。

それでも、2年前、慣れるのに3ヶ月はかかる、と言われていたのに、入所してわずか1週間で苑に馴染んでそれからずっと穏やかに暮らせて来ました(もちろんその1週間は寝ずのパニック状態でしたが)。地福から仁保への移転でパニックになることを懸念していましたが、特に大きな動揺もなく、それどころか、新たに毎日調理に取り組むという習慣が身につき、見るからに毎日楽しく充実した日々を過ごせていたように思います。

 それだけに、残念です。しかし、加齢に伴う血管の損傷はどうしようもありません。

先日面会に行った際、「あんたかね?まあ~、わたしゃ、なしてこねぇなことになったろうか?兄さま、わたしを連れて帰ってくれんさい」と何度もおっしゃるのを聞くのが辛かったです。叶うことなら、連れて帰りたいです。帰り際、「まあ、行っちゃいけんわあね。わたしを連れて帰ってくれんさい」と何度も大声で繰り返し言われるのを聞くのは胸が張り裂けそうな思いでした。

その後状況の改善を待っていましたが、逆に悪化してしまい、本日退去の運びとなりました。次の施設に思いを託すばかりですが、状況が改善し、またお会いできることを楽しみにしています。それまで、お元気でいてください。

この2年間、色々なことを教えて頂き、ありがとうございました。この2年間は何事にも代え難い思い出となりました。心よりお礼申し上げます。

 

感謝

                           

旅立たれたあなたへ

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はるひ苑仁保

 入所以来、はるひ苑仁保で、掃除、洗濯、調理と毎日大活躍だったNさん。

 昨夜未明に息を引き取られ、本日お見送りをしてきました。

 昨年7月開所前の話―。

「どうしてもお宅に入れたいんですが」

 結構申込みがあって、キャンセルが出ないと入れない状況ですが、もし良ければ他で空いている所を紹介しましょうか?

「いえ、お宅がいいんです」

 熱心な娘さん。電話口でとにかく待ちますので、と言われる。幸いキャンセルが出て、入居の運びとなりました。

 入所してすぐ、Nさんは本領を発揮されました。掃除、洗濯、調理と大活躍。他の方を気づかって面倒を見たり、水を得た魚のごとく、日々生き活きと過ごされました。

 娘さんがおっしゃった意味が分かりました。

「前居たところではすることがなくて毎日ぼーっとしてたんですよ。このままいくのも可哀想だなあと思って。お宅の話を聞いて、きっとうちの母にピッタリなところなんだろうなって思ったんです」

 そうやって日々生き活きと忙しく過ごされていましたが、年末に掃除の途中に足の違和感を訴えられ、受診。疲労骨折ということで入院。手術することに。

「はるひに帰れるじゃろうか?」

「はるひに帰りたい」

帰ってまた料理をしたりして前のように過ごしたい―何度もおっしゃいました。大丈夫、帰れますよ、ありがたく思いながらそう繰り返すばかりでした。

 手術は無事成功し、退院。しかし、心臓の状態が思わしくなく、足の状態もままならないので、手引き歩行で2、3m歩くのがやっとでした。そんな状態なのに、ある日、気がつくと台所に立ち、皆さんのためにお茶を入れる準備をしておられるNさんの姿がありました。

「ちょっと、Nさん、大丈夫ですか?」

「・・・大丈夫よ」

ニコッと笑われる。おぼつかない足取りでゼイゼイと苦しそうでしたが、でも、以前のように目は輝いています。

 “残された力で 暮らしの喜びと自信を―”

 はっとさせられました。出来ることを出来るところまで取り組んで頂くことの大切さ。

 生きがい、の意味。

 出来るかどうか、やりたいかどうかは本人が決めること―。

その後、心臓の病状から横になって過ごされる日が続き、昨日28日、苑から旅立つことになりました。

 

旅立たれたあなたへ

 

残された最後の短い時間をはるひで少しでも楽しく過ごすことができたでしょうか?

長い人生色々あったと思いますが、最期をはるひで迎えたことに悔いはなかったでしょうか?

きっと至らないところが多々あったと思います。多目に見てくださっていたことだろうと思います。

 

今はもう、私たちにはあなたのご冥福をお祈りすることしかできません。

ですが、あなたの思いやあなたに教わったことは今後、次の方、またさらに次の方へと繋げていきます。

はるひ苑仁保を開所してはじめての利用者として入られたあなたと一緒に生活した日々を忘れません。

今後もはるひ苑として、ここからあなたを見送らせて頂いたことに恥じぬように頑張っていきます。

 

短い間でしたが本当にありがとうございました。

はるひ苑スタッフ一同、あなたのご冥福をお祈りいたします。

 

                                      合掌

 

                                                                      

生き活きと暮らす

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はるひ苑津和野

普段から床に布団を敷いて生活しているMさん。

日本的な生活様式を継続しておられ、朝は押し入れに

布団を揚げ、足腰はとても丈夫。元気に生活しておられます。

洗濯物も畳の上で畳まれます。

 今日は、お昼のほうれん草の和え物をお願いしました。

できるでしょうか?と言われながらも慣れた手つき。

    

流石に手が覚えている、というところでしょう。

 

 

酢醤油で味付けしていた、とのことなので

今日は酢醤油で味付けしましょう。

 

「美味しい!」とニコニコされながら大きな声。若干声がひっくり返りました(笑)。

 

ほんとうに、ちょっとしたことですが主体的に生活をすることで

生き活きと目が輝く。

 素敵なことです。

~暮らしの喜びと自信を~

うちの苑の理念の中で私が一番好きなフレーズですが、

病気になったりしない限り、日常のありがたさって、なかなか

分からないですからね~。

 

 「普通の暮らしがしたい」

 これはやはり平凡にして究極だと思います。

 今日のMさんはとっても楽しそうで輝いて見えましたよ♪

これからも、それぞれが輝く生活を応援したいですね。

 

どうたまがすか?

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 はるひ苑仁保

 今日は竹の子とわらびを持っていきました。

早速、どうやって食べるか話し合い。

 一緒に煮たらええいね、おいしいよ。

それに決まり!

 じゃあ、竹の子を剥いてください。

わらびをたまがさんにゃね。

(たまがすとは熱湯をぶっかけること。もともと「たまがす」とは「驚かす」という意味)

 あれ、重曹が、ここに、ないっ!

ちょっと、重曹なかったっけ?

そこにありましたよ。もう使ったろうか?

 しょうがないね、じゃあ、新聞燃やして灰を作りゃあええね(つまり、どうやってアクを抜くのかってことです)。

 へえ、新聞を燃やした灰をかけてたまがすのか!これは知らなかった。

重曹がなければ新聞を燃やせばいいのか~。

   

   

そんなこんなで無事に出来上がりました。

 

 うん!おいしい!皆様の力強い声が嬉しいですね。

ああ、ほんとおいしかったですね~(笑)