はるひ苑仁保
夕食の後片付けも終わり、皆様、テレビを観たり、部屋で横になったり。
そこへY様が電話を掛けたいとやって来られました。
Q太郎: Yさん、珍しいですね
家へ電話ですか?
Y様: 息子に電話せんにゃならん!
Q太郎: どうぞどうぞ!
Y様: 電話番号はこの紙に書いてある。
Q太郎: (電話を掛ける)
Y様: ああ、妹から衣類が届いたから、届いたと伝えといてくれ。
届いたことくらいは連絡せんといけんいね。
「ありがとう」と、よう言うといて。
お問い合わせはこちらまで! TEL: 083-929-5100(グループホームはるひ苑(仁保))
はるひ苑仁保
今月からはるひ苑仁保に入所されたU様。
だいぶ馴染んできましたね。
でも、暇そうで、苑内をウロウロされています。
そこで、U様に吊るし柿用の藁縄を編んでもらうことに。
U様のご家族に稲藁を沢山もらいました。
Q太郎: 「Uさん、吊るし柿用の藁縄をのうて(編んで)くださいよ!」
U様: 「おう、そりゃいくらでもやるが、もう三十年くらいやっとらんのう~」
「まあ、やってみよういや!」
いかにも農家のお年寄りという感じのごつい手。
熟練の手付きで藁縄を編みこんでいくU様。
N様: 「じっちゃん!あんた、上手いもんじゃのう~」
「私は農家じゃないから藁縄は編みませんけどのう~」
「でも、ええ手付きしとると思いますぞよ!」
U様: 「ハサミ持ってきてくれんかのう~」
「ここのはみ出たところはハサミで切っとくとええよ。」
「これは、ここをこうして、次の藁を編みこんでつなぐことも出来るよ。」
Q太郎: (ずげ~!今度、一緒に藁縄を編んで、もっと教えてもらおう!)