楽しゅうて、やがて悲しきサイバー介護?
はるひ苑仁保
「ロボット介護商品展示会」なる企画の商品展示会に行ってきました。
警備保障でお馴染みのALSOK山口株式会社さんの主催です。
目玉は、日本が誇る先進的国際特許のサイバー技術”HAL”の応用商品。
それから、施設や在宅での見守り負担軽減のための見守りシステム!
介護支援用(腰タイプ)のパワースーツを試着しました。
サイバーダイン社のHAL(R)介護支援用(腰タイプ)のページへ
画像は展示会での試着風景です。(相撲大会ではありません^^;)
思ったより軽くて、着けているのを忘れそうです。
というか、着けてるの忘れたまま、説明員さんの解説を聞いてました。
説明では、お風呂介助の需要もあり、新しいモデルは防水とのこと。
でも、故障や感電が心配なので、内部の結露対策はどうかと聞いたら、
「ブラックボックスですから、詳しいことは分かりません」との返事。
サイバーダイン社と提携しているオムロンの説明員さんにも不明点多し。
う~ん、流石に国際特許の先端技術の塊だ~!(汗)
でも、ご安心ください。
この製品、欧州の製品安全認証規格、CEマーキングをパスしています。
いや、そう思ったら、心配性のQ太郎はもっと心配になって来ました。
日本は、外国の厳しい安全規格も難なくクリアできる製品を作れるのに、
自国民を守るための同等の製品安全認証制度を持ちません。
海外製の安価なだけの製品が国内を席巻して、事故が多発したら?
それから、このパワースーツはかなり洗練された製品と思えますが、
補助金をもらっても、はるひ苑では使いそうもありません。
低周波磁気治療器でお馴染みの電極パットは貼りっぱなしにするとして、
本体装着後に準備体操(キャリブレーション)が必要なのです。
ちょっとした移乗でワンポイントで装着して使う気軽さはありません。
そう思ったら、心配性のQ太郎の目の前には、またも妄想が・・・・
ロボット介護商品に補助金が出るからと、それらの積極利用が奨励され、
介護現場に合わないものを使う羽目になり、保険点数を削減されたら?
楽しゅうて、やがて悲しきサイバー介護。
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