あれ、雛人形が増えているし
お内裏様が降ろされてますよ(汗)降格!?
あなた方はどなたですか?
ぼんぼりの上に乗ってる人もいる・・
それはそれでいいでしょう。
これらの人形も地域の方が寄付してくださったものです。
ありがとうございます。
しかし昔の雛人形は着物の質もいいしりっぱですね、と利用者の
ご家族とお話が盛り上がりましたよ。
お問い合わせはこちらまで! TEL: 083-929-5100(グループホームはるひ苑(仁保))
あれ、雛人形が増えているし
お内裏様が降ろされてますよ(汗)降格!?
あなた方はどなたですか?
ぼんぼりの上に乗ってる人もいる・・
それはそれでいいでしょう。
これらの人形も地域の方が寄付してくださったものです。
ありがとうございます。
しかし昔の雛人形は着物の質もいいしりっぱですね、と利用者の
ご家族とお話が盛り上がりましたよ。
関東・東北の方は記録的な大雪で大変ですね。
早く雪が解けるといいですね。
山口は全然積もってません。
暖かいので昨日はお買い物に行きましたよ。
さて、節分の時に炒った豆が残っていたので、
今朝はきな粉にしたそうです。
石臼で、いえ、コーヒーミルで挽いたそうです。
午後は白玉団子にきな粉をまぶして食べるそうですよ。
いいな~♪
もうすぐ、ひな祭りですね。
名田島の方がお雛様を寄付して下さいました。
昔の人形はやっぱりよく出来てますね~。素敵ですね~。
苑内に展示してます。皆様喜んでご覧になってますよ~。
はるひ苑仁保
今日は節分ということですが、
今日お誕生日の方もおられたので
誕生会でお祝いをしてから、
皆で豆を炒りました。で、恵方巻きも巻いて
準備完了。
皆様口をもぐもぐさせながら「福はうち~」
と連呼。「ここにゃあ、鬼はおらんけぇね」
もったいなさそうに豆をまいておられました(笑)。
鬼は外はやらんでもいいそうです(笑)。
とはいえ、やっぱり鬼は外もやらねば・・男性陣の出番です。
大きな声で「鬼はそと~!」
迫力のある声で、鬼も逃げ出したことでしょうね。
昨年和食がユネスコの無形文化遺産に登録されましたね。
はるひ苑はお正月おせち料理を皆様で作って頂きました。
いつものことですが、調理している皆様のつぶやきを
静かに聞いていると色々な知恵・工夫を聞くことができます。
日々こんな素晴らしい環境で過ごしていて、思うことは文化の
伝承がうまくいっていないということ。
昔で言えば、長老が一番偉くて皆長老をはじめ、ご年配の皆様の言うことを聞く
ムラ文化だったんだと思うのですが、いまやお年寄りは社会の
片隅に追いやられ・・・。
和食が無形文化財に登録されても、それは今の日本ではなく、
昔の日本の伝統文化の優れた部分を言っているのだと思います。
苑で日々入居者の方々から聞く知恵。日々、おおっ、と思います。本当に素晴らしい。
さらに門外不出のバリエーションを持つ各家庭の工夫。
「「このしろ」なんかは淡白な魚じゃけえ、身を叩いて味噌を塗って焼いて食べるとええよ」
と利用者のお一人。
「そんなことは全然習ってませんねぇ~。学校の勉強は一生懸命やってきましたけど、結局、
私なんか次の世代に何も教えられることがないです」
と利用者のご家族。
私も受験戦争時代だったのでよくわかります(苦笑)
思うのは、我々は日本文化、「暮らし」を軽んじてきたのではないかな、と。
お正月にNHKで白川郷の家や五重塔の建築上の工夫の凄さをテレビで見ました。
それは現代建築にも応用されているようです。
そういう、肌で掴んで受け継がれてきた文化を受け継いで行くべきかどうか決めるのは
皆様の勝手ですが、はるひ苑としてはぜひ繋げていきたいと思います。
こんな知恵があるのか!日々感嘆です。
今年もまた、面白くなりそうです。
はるひ苑仁保
「わたくし、今から帰らせて頂きます」
午前中、入居者のお一人が
帽子をかぶり、コートを羽織って
外履きの靴をもって事務所に来られた。
いつもと表情が違う。ただ事ではない。
「じゃあ、電話をかけてご家族に迎えに来てもらいましょう」
「結構です。自分で歩いて帰れますから」
と玄関を開けてスタスタと出て行かれた。
急いで後を追いかける。
そして距離を取りながら後ろをついていく。
頃合を見ては声をかける。
「遠いですね。車で迎えに来てもらいましょうか?」
「結構です」
「ご自宅まで20キロぐらいありますので―」
「大丈夫です。歩いていれば着きます」
色々な話しかけ方をしながら繰り返すが、今日は
かなり頭にきておられるのか、一向に足を止めていただけない。
それはそうだ。家に帰りたいのは当たり前。誰も自分で進んでグループホームに入って
いるわけではない。「やっぱり家が一番」でやって来られた方はなおさらだ。
それにお正月。家をきちんとしないといけない。そわそわして落ち着かないのは当たり前。
結局2時間半歩き続け、何キロぐらい歩いただろう。
とめどない話をしていたら、ふと、
「わたくし、今、なんでこんなことしてるんでしょうか?まあ、大変ご迷惑を
おかけしてすいません。この間も同じようなことがあったんです。本当に
申し訳ありません」
ああ、こないだおせち料理の材料の買い出しに行ってもらいましたね、
写真で見ましたよ、すごい買ってましたね―違う話題に逸らしてみる。
そうなんですよ、ホントすごいあったんです・・まあ、ほんとにご迷惑をおかけして・・・
ホームに電話して迎えの車を呼ぶ。
自分のしたことに後で気がついて自分の行いを恥じる。
とても辛いことです。
そのときは頭に血が上ってしまってーとか、そんなことは認知症とか関係なく、
自分たちもよくあることです。怒りに我を忘れて、なんて誰にでもあること。
ほんとにすいません、車の中でも自分を恥じ、謝り続けられた。
認知症の人は病識がないというのは間違いです。
実際はかなり辛い状況を過ごしておられます。
自分ではどうしようもない、自分では止められないことで苦しんでおられる。
苑に帰るとスタッフが笑顔で出迎える。
「おかえりなさ~い。ご飯の準備できましたよ」
何事もなかったように振舞い、受け入れる。
「ただいま戻りました~」照れ笑いでスタッフ、他の入居者に応える。
果たして帰りたい家かどうか?ここにいてもいいんだ、ここにいたい、
ここで私は必要とされている、そう思える家であればきっと笑顔で過ごせるはず。
新しくできたホーム、新しく入った入居者の方々。まだまだこれから挑戦が続きます。
私たちの思いが届きますように。