ふきのとうのつぼ煮?

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 はるひ苑津和野

 先日ある利用者の方が昔ふきのとうのつぼ煮というものを

作っていたとうかがい、さっそくふきのとうを集めて行きました。

 

 じゃあ、昔やってたようにお願いします、とふきのとうを

置くと、はいはい、と葉っぱの部分をむしって花と茎から分離して

おられます。

 へぇ~、葉っぱを取るんですね~、と言うと、

「知らん、忘れた。アハハハハ~(笑)」

 「え~、お願いしますよ~(汗)」

 

 「お塩はこれぐらいでいいですか?」

 「てきとう、てきとう~(笑)」

 「え~、ほんとですか~(笑)」

 

 それから最終的に葉っぱも花、茎の部分も全部合わせて塩を振りました。

 これを漬物と同じように軽く漬物石をのせて

なんと12月28日まで漬けて置くそうです。

 12月28日になったら、真水にさらして塩を抜き

今度は醤油、砂糖、みりんでコトコト煮込むと

ふきのとうのつぼ煮の出来上がりだそうです。

 時間がかかるものなんですね~。

 では年末にまたよろしくお願いしますね~。

 

包丁を持たない調理担当

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はるひ苑仁保

   

  昨日の調理担当は私でした(爆)。

 え~!大丈夫~!?と思われる方もおられるかと思いますが、

 包丁を持たない調理担当を目指しています。

 レンジでチン!というわけではありませんよ(笑)

グループホームの調理担当ですから、出来るだけ

皆様にして頂き、できないところをフォローします。

 

 動きながら色々質問をします。

○○を作るんですが、材料はどうしましょう?

○○を作るんですが、これはどう切ったらいいですか?

これは今やったほうがいいですかねえ?後したほうがいいいですかねえ?

18人分作るんですけど、じゃがいもは何個ぐらいいりますか?

お皿何枚ありますか?

あと何分ぐらいですか?

なんか当たって火が消えたみたいですね。どうやってつけるんでしたっけ?

これをお皿に同じずつ盛り付けてもらってもいいですか?

味をみてもらっていいですか?

 

相当な脳トレです(笑)

献立から材料を揃えて、そこから最後まで作って行きます。

作るのは皆様なので基本的に必要がなければ私は包丁は持ちません。

 考えてみると、調理の工程の中で我々は相当頭を使っているということがわかります(笑)。

 例えば一品作りながら同時にもう一品作るのは、短期記憶だけでなく、ひとつのことに集中しすぎずに注意分割できる能力がないとできません。

 調理が認知症の予防にいいと言われるゆえんでしょう。

 

 結局包丁を使ったのは「わからんわ~ね。 どうするんか、ちょっとやって見せてくれんさい」

と言われた時と、キザミが必要な方のおかずをきざんだ時だけでした。

 

出来ることを、出来るところまでして頂く。

持っている能力をフルに発揮して頂けるようにすること、また、さらに能力を伸ばしていくことが我々の努めだと思っています。

暮らしの喜びと自信を―。

昔馴染みの生活の中の喜び。

なにより作ったものを食べられる、という喜びもありますから(笑)。

皆様の笑顔がとても素敵でした。

 

 

普段の様子がよくわかる

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 やっと出来たはるひだより2月号。

 ご家族の皆様には大変お待たせして申し訳ございません。

 ご家族から、普段の様子がよくわかります、とよく言われます。

 たしかに、これが毎月あるとないのでは大違い、だと思います。

  伝えることの大切さ、を感じます。

出来るだけ写真を多く載せて分かりやすさに心がけています。

 今回の表紙はちょっと角度を変えて作業風景です。

 調理師の免許を持っておられるAさん。

 長ネギを均等に上手に切っておられます。

 これは我々にもなかなか難しいことですよ。

 あんまり上手なので急いで写真を撮りました、がブレました(苦笑)。

 Aさん、さすが!上手ですね~、と感心して言うと、

「ほんと?まあ、嬉しいね~」と満面の笑みを見せて下さいました。

 昔とった杵柄。昔からのなじみの動作は失われていませんね。

 普段認知症の症状に悩まされていても、こういう時はキリッとした表情に

なられます。素敵ですね~。

  

ブロック別研修 ~ここの方は本当に認知症があるのですか?と言われるグループホームを目指して~

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 今日ははるひ苑仁保にて山口県宅老所・グループホーム協会の

防府・山口ブロック研修会がありました。

 見学研修引受けということで、一同緊張マックス(笑)。

なにしろ見学研修の引受けは約9年振りですからね。

 9年前は自分も駆け出しの頃で見学研修は主になって関わっていたのですが、

今回はもう年とのことで、控えです(笑)。

 しかし、部下がうまくできるかどうかって、こっちの方が緊張(笑)。嫌な汗をかきましたが、

若者は頑張りました!ウチのやってきた介護、目指している介護が皆様にとても

分かりやすく伝わったのではないかな、と思います。

 今日は十楽さんも来て下さってとても心強かったですね。

今日の報告は

「ここの方は本当に認知症があるのですか?」と言われるグループホームを目指して―と題して

はるひ苑の取り組みを紹介させて頂きました。

 ウチは利用者の皆様が長年培ってきた馴染みの動作を通して認知症の進行を遅らせ、機能低下を予防し、

暮らしの中で自信、生きがい、存在意義を取り戻していくことが、グループホームの大きな役目だと

思っています。

 そして、はるひ苑の今年度の目標は「グループホームケアの基本に戻る」です。

 日常生活関連動作に注目して「家」に暮らすとはどうことか?考え直します。

 もちろん、はるひが訪問介護からスタートしているから、こういう発想になるわけですが。

(つまり、訪問介護で訪問する、家で一人暮らしている方々がなぜあんなに元気で生き生きしているんだろう?

とその理由を考えた結果ですが)

 たどり着いたのはそこに生活主体としての利用者ひとりひとりの「生活」がある、ということ。「生」「活」です。

 この二文字、それだけの深い意味があるのだな、と。

もちろん、そんなこと回り道して考えなくてももともとグループホームの定義なのですが。

 

 今後も御利用の皆様にとってご自分の「家」と思って頂ける、「家」として生活出来るグループホーム、また、

ご自分の家に帰りたい方は帰れるように日常生活動作、関連動作のリハビリの出来るグループホームを目指し、

積極的に活動していきたいと思います。

 

 嶋田ブロック長も来年度に新たな試みを考えておられ、とても楽しみです。

 ホッと一息ついている暇はないのですが、9年振りの研修引受けがなんとか無事終わり、ホッとしていますよ(笑)。

 忙しい中お越し頂いた皆様に感謝!

 そして3時間近く、いつも馴染みの場所を貸してくださった利用者の皆様に大感謝です。 

春まであと少し

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今日は日中暖かくなり、

とてもいい天気で気分がよかったですね。

ちょっと外に出てみました。

いい天気じゃね

気分がいいですね

まだ風が冷たいね

おお、寒い

 

畑に行ってみますか?

春になったら何を植えますか?

Aさん、畑は得意らしいですね、よろしく

おねがいします

ははは、いいですよ

草取りしますか?

もうちょっと伸びてからにしましょう

おお、寒い

中に入ろう

 

もうすぐ春になりますね

もう2月も終わりですけえ。

・・・そう。残念じゃね

・・・えっ!?

 

ほのぼのとして

春の足音が聞こえるような午後でした